クロス張替依頼から工事完了までの流れ

クロスの張替をしたいけど、
「どんなことを決めなければいけないの?」
「どんなことをしてくれるのか、わからない」
などなど、わからないことがたくさんありますよね。
そんな方のために、クロス張替を業者さんに依頼してからどのような流れで工事が完了するのか、詳しくご説明しましょう!

張替工事前に決めること

「クロス張替の前に決めることなんて、クロスの種類くらいじゃないの?」 と、思うかもしれません。
確かに、クロスの種類が一番重要なことですが、他にもいろいろあるのです。

・どこを張り替えるか?

クロスを張り替える時にかかる料金で意外と高いのが、「職人さんの出張料金」や「手間賃」です。
実は、クロスそのものの材料費より、職人さんの人件費の方が高かったりするのです。
ですから、いろいろな場所のクロス張替工事を、できるだけ一度に済ませてしまった方が良いのです。
張り替えたいと思っている場所以外にも汚れている場所はないか、家じゅうをよく見まわしてみてください。
もし、クロスが破れている個所を見つけたら、一緒に張り替えてしまいましょう。

・張り替えるクロスを決める

どんなクロスがいいかを選ぶのは楽しいものですよね。
でも、柄や色だけで安易に選ぶのも考え物です。素材や機能性などをよく見て、場所に合ったクロスを選びましょう。
素材には、色やデザインが豊富で料金も手ごろな「ビニールクロス」、素朴で味がある「紙製クロス」、高級感がある「織物クロス」などがあります。
機能性クロスには、汚れが落としやすい「消臭・抗菌クロス」、ペットと暮らす家などに適した「耐久性アップクロス」、リラックス効果がある「マイナスイオン発生クロス」、脱衣場など湿気が多い場所に適した「調湿クロス」などがあります。
このように、様々な素材や機能の中からそれぞれの場所に適したクロスを選んで、業者さんに見積もりをしてもらいましょう。

・エアコンや家具を動かし、掃除する

クロスを張り替える場所やクロスを決めたら、あとは工事をするだけ!ではありません。
張り替えるクロスの前にある荷物をどかしたり掃除をしたりする必要があります。
一般的にエアコンを外したり重い家具をどかしたりする作業を業者さんにしてもらうと、別料金が発生します。
無駄なお金を使いたくなければ、これらの作業は工事日までに計画的に終わらせておきましょう。

工事開始から完了までの流れ

クロス張替の職人さんは、どんな作業をするのでしょうか?
当日の工事開始から完了までの具体的な作業の流れを見ていきましょう。

・工事前の説明

工事をする前に、施工個所や注意点などを職人さんが説明してくれます。

・家具を移動、養生する

一人で動かせる家具をどかし、床や柱などに傷や汚れがつかないように養生します。

・古いクロスをはがす

細いカッターで古いクロスをはがします。

・下地補修

過去のクロスの張替作業の際に、下地が荒れていることがあります。
下地の状況を見て、へこみや隙間があればパテをヘラで塗って平らに仕上げます。
このひと手間が、出来上がりを左右します。

・クロスの糊付け

クロスの裏面に糊付けをします。

・クロスを貼る

職人技で、クロスを貼ります。
クロスの下に空気が入らないように、継ぎ目がわからないように、美しく職人技で仕上げます。

・後片付け

後片付けをして、作業完了です! 4LDKの家のクロスをすべて張り替える場合は、だいたい1週間かかると言われています。
作業がどれくらいかかるかは、作業量や作業内容、職人さんの腕によっても異なります。

クロス張替工事の流れを見てきましたが、いかがでしたか?わからないことがあれば、業者さんに聞いてみてください。