クロスのインテリアコーディネート術

クロスを張り替えておしゃれな部屋にリフォームしたい!」と、気合を入れてクロスを選んだものの出来上がってみると何だかいまいちだった…というのはよくあることです。
では、どうしたらおしゃれなクロスにできるのでしょうか?実は、クロスの選び方にコツがあるのです。
おしゃれに壁紙リフォームをするためのインテリアコーディネート術をお教えしましょう!

色・柄・素材で印象ががらりと変わる

・淡い色は開放的に、濃い色は落ち着いた感じに

白やクリーム色など淡い色を使うと、開放的で広々とした印象になります。
グレーやブルー系の淡い色は空間が広くモダンな雰囲気、淡いグリーン系は清潔感や安らぎ感が、淡いピンク系は優しく華やかな雰囲気になります。
色で変わる雰囲気を考慮して、まずは基本色を選んでみましょう。

・柄が変わると印象は変わる

柄物のクロスからは、それぞれ次のような雰囲気になります。
大きな柄・・・空間が引き締まる、部屋が小さく感じられる
小さな柄・・・家具が大きく感じられる
縦方向の柄・・・格調高く、心地よい緊張感
横方向の柄・・・ゆったりとした落ち着き
斜めの柄・・・個性的だが、アンバランスで不安定な印象
曲線の柄・・・ソフトで優しい印象

・素材感のある柄

織物調や石目調など、素材感のあるクロスも素敵です。
織物調・・・格調高く豪華な印象
石目調・・・洋風で冷たい感じ
和紙・・・和風で暖かい感じ

派手なクロスも一面だけ使うことでアクセントに

「素敵な柄の壁紙を見つけたけれど…毎日暮らす家にしてはちょっと派手すぎるかな」と思ったら、部屋の一面だけに派手な壁紙を使うという手もあります。

例えば、リビングだったらテレビが置いてある側の壁だけお気に入りの柄にするのです。
四方の壁を花柄にすると柄がうるさくなってしまいますが、一面だけにすることでアクセントになります。
その場合、他の三面はオーソドックスなクロスにして、アクセントの面とは全く違う色や柄にしましょう。

全面を派手な柄にしたり、アクセント面と他の面を同じような色にしたりすると、アクセントになりません。
例えば、アクセントの面は紺色の大きな花柄のクロスで他の面はオーソドックスな白、などです。

お気に入りの壁紙が何種類もあって迷う…と言う場合は、トイレや寝室なども同じようにすると、何種類もお気に入りの壁紙を使うことができますね。
また、帯状の壁紙を窓枠の下や高さ1メートルあたりのところに、ぐるりと貼るのもおしゃれで良いアクセントになります。

部屋の用途によって壁紙の選び方を変えよう

いくらおしゃれな壁紙を選んでも、寝室にショッキングピンクの壁紙では落ち着いて寝られませんし、リビングに普通すぎる壁紙を貼っても面白くありません。
壁紙は部屋の用途によっても、選ぶポイントがあります。

・リビング

リビングはお客様が来ますからおしゃれな空間にしたいですが、みんなが一番長く過ごす場所でもあるので飽きの来ない壁紙を選びたいものです。
アクセント面におしゃれな織物調やお気に入りの柄を選び、残りの面には淡い色を選ぶことでおしゃれで広々とした空間にすることができます。

・ダイニング

ダイニングは食事をする場所ですから、食欲を増進させる黄色やアプリコットカラーなどの暖色系の壁紙がおすすめです。

・寝室

寝室には癒し効果のある落ち着いた色や濃い目の色がおすすめです。
グリーン・ブルー・パープルなどの色が、気持ちを落ち着かせてくれるでしょう。

・子供部屋

子供部屋は子供の好きな色や柄にしてあげたいですね。
おもちゃをぶつけたり落書きしたりするので、汚れ防止やキズ防止機能のある壁紙もおすすめです。
押しピンなどで絵やポスターを張ることも考えると、凹凸のある壁紙にすれば押しピンの穴が目立たなくなります。
マグネットウォールにするのもいいですね。

クロス選びのコツを見てきましたが、いかがでしたか?
壁紙リフォームする際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。