部屋別クロスの選び方

クロスの選び方

クロスは選び方ひとつで部屋の雰囲気をガラリと変える効果があります。
落ち着いて過ごすべき寝室に柄が主張するクロスを張ってしまうと、部屋にいてもなんだか落ち着きませんし、洗面所に水に弱い素材のクロスを張ってしまうと、あっというまにクロスの劣化やカビを招くことになります。
最近ではクロスに抗菌・防臭や汚れがつきにくい加工が施されているものが多く販売されており、部屋に合ったクロスを貼ることで、部屋の環境をより良い状態で長期間保つことができるでしょう。
こちらでは、それぞれの部屋に合うクロスをご紹介します。家族構成や趣味に合ったクロスを上手に取り入れ、居心地の良い部屋を作りましょう。

リビング

家の中心であるリビングは普段は家族が集まり、時にはお客様も招くこともあるでしょう。
家族団らんに使う場所なので、落ち着きがありインテリアや照明とマッチするクロスを選びましょう。
全体に濃い色や模様があるクロスですとうるさく感じてしまうため、そのようなクロスは部屋のアクセントとして一部分のみに使うのが無難です。

リビングにおすすめのクロス柔らかい印象のある織物クロスや抗菌・防臭機能のあるクロスがおすすめです。
濃い色のものや柄が目立つクロスは四方の壁に貼るとうるさく感じてしまうため、一辺の壁にだけ使うなどアクセントとして取り入れる程度にしておくのがおすすめです。
ペットがリビングに入ることがある場合は、爪で傷をつけないよう汚れや傷に強い表面強化クロスを選んでみても良いでしょう。

ダイニング

食事をするダイニングも、リビングと同様落ち着いた色のクロスがおすすめです。
ダイニングのメインとなるダイニングテーブルと合わせ、テーブルの色とマッチする色を選ぶようにしましょう。
ダイニングは食事をする場所なので、あまり柄が入ったにぎやかなクロスを貼ると食事の時間が落ちつかないものになってしまいます。
青系の色は食欲減退の効果がありますので、食事をする場所であるダイニングは青系は避けたほうがいいかもしれません。

ダイニングにおすすめのクロス食事をする場所であるダイニングは汚れやすく臭いもつきやすい場所です。
ここも抗菌・防臭・汚れ防止のクロスがおすすめです。
床に落とした飲み物が壁に飛ぶこともありますので、ある程度防水性能があるものも良いでしょう。

キッチン

キッチンは家の中で最も汚れやすく臭いがつきやすい場所といえます。
冷蔵庫などを置いて無機質になりがちなので、あえて柄物で遊んでみるのも良いでしょう。
温かみのあるアースカラーなどもおすすめです。
基本的にはシステムキッチンとマッチする色を選びましょう。
システムキッチンの表面と同系統の色を選ぶとキッチン全体に統一感が出ます。

キッチンにおすすめのクロス汚れがすぐに落とせるよう、防水・汚れ防止・防カビ・表面強化のクロスがおすすめです。
特に水回り、ガス台・IHの近くは汚れが飛びやすいので汚れに強いものを選んでください。

子供部屋

子供部屋はお子さんの年齢や性別に応じて選びましょう。
お子さんが小さいうちは汚れに強い表面強化や抗菌のものを選んでおくと、その後のメンテナンスが楽になります。
部屋のクロスをお子さんと一緒に選ぶことで、お子さん本人が部屋を気に入り大切にしてくれるようになります。

子供部屋におすすめのクロスお子さんが小さいうちは掃除やメンテナンスが簡単な汚れ防止系のもののなかから、お子さんの好みの柄や色を選ぶのが良いでしょう。
個室で眠るのが暗くて不安だというお子さんには、蓄光クロスなどもおすすめです。
ふんわりとした光が浮かび上がり、適度な明るさで部屋を包んでくれます。

寝室

寝室は一日の終わりにゆったりと過ごす場所でもあるので、やわらかく落ち着いた色のクロスや自分が好きな色のクロスにしましょう。
あまり柄が大きいものを持ってくると、落ち着かなくなってしまいますので、寝室やプライベートルームは無地か小さめの柄のものがおすすめです。
真っ白なクロスよりも淡く色づいたものを選ぶと雰囲気が和らぎます。
織物クロスなどを使うとホテルのような高級感、重厚感を味わうことが出来ます。
壁一面のみを濃い色のクロスにしたり柄物にすることで、よりホテルのようなモダンな雰囲気を出すことができます。

寝室におすすめのクロス寝室は意外と臭いや湿気がこもりがちなので、防臭や調湿、防カビクロスがおすすめです。
寝室で喫煙する家族がいる場合は、壁だけでなく天井も防臭クロスにしておくほうがより効果的です。
また、リフレッシュ効果が期待できるマイナスイオンが発生するものも、一日の疲れを取る寝室にはとても有効なクロスです。

ペットのいる部屋

ペットのいる部屋は、爪などによる引っかき傷、ペットからでる体臭やうっかり粗相してしまったときの臭いなどが問題となります。
普段一緒にいる飼い主には気付かなくても、訪ねてきた客人にとっては不快となる臭いもあります。
ペットがいる部屋はクロスを上下で分け、下は傷に強い表面強化のクロス、上は防臭効果のクロスという貼り方をすると、傷と臭いの両方に対応できるのでおすすめです。
クロスを上下にわけておけば傷が目立つようになったときに下部分だけを張り替えれば済むので
張り替え費用の節約にもなります。

ペットのいる部屋におすすめのクロスペットが普段過ごす部屋は、耐久性と防臭を第一に考えましょう。
最近では、室内でペットを飼う家が増えたせいもあり、ペットがいる部屋専用のクロスというものも販売されています。
こちらは傷に強く、汚れが落ちやすく、抗菌効果もあります。