柄クロスを上手に選べば、簡単に部屋の印象をガラリと変えられる!

柄クロスで部屋の印象を変える

クロスは、部屋というひとつの空間をその色やデザイン、素材などで様々に彩ることができます。柄がついたクロスは、選び方によって部屋を広く見せたり、狭く感じるけどどこか安心感をもたらしてくれたりと、私たちの視覚に大きく働きかけてくれます。
しかし、壁という大きな空間に張られるものですから、きちんと目的に応じた選び方をしないと「この部屋こんなに狭かったっけ?」「なんだか目がチカチカして疲れる」「なんだかリラックスできない」というように、想像していたのとは違う結果になってしまうことも…。
こちらでは、そんな柄がついたクロスが私たちの心理にどう影響をもたらすのかをご紹介します。

大きい柄のクロスは部屋に視覚変化が付けられる

大きな柄がついたクロスは、部屋にはっきりとした視覚的変化をつけることができます。
色が濃いものであればあるほど視覚への影響が大きく、インパクトを与える効果があります。
基本的に大きい柄のクロスはある程度の広さの部屋に張らないと、部屋が狭く見えてしまう効果がありますので注意しましょう。
どうしても大きい柄を使いたい場合は、4つの壁の1面に張ったり、壁の一角だけに張るなどアクセント的に使えば、そこまで主張しないものの程よいインパクトを与えてくれるのでおすすめです。

小さい柄のクロスは伝統的な風合いを出せる

小さな柄は部屋に奥行きを感じさせる効果があります。
特に明るい色の小さな柄のクロスなら、より部屋を広く見せてくれるのでおすすめです。
家具やインテリアを引き立ててくれる効果がありますので、お気に入りの家具などがある場所に張るのも良いでしょう。
カントリー風の家が好みの方は、小さな花柄のクロスを使うとトラディショナルな雰囲気になるのでおすすめです。
しかし、洗面所やキッチンなどの小物が多く置いてあるような場所に使うと、視覚情報が多すぎてごちゃごちゃとした雑多な印象になってしまうので注意しましょう。

幾何学模様のクロスは部屋を広く見える心理効果が!

アーガイル柄やチェック柄、市松模様や千鳥柄など、長方形や三角といった多角形を組み合わせて模様にしたのが幾何学模様です。
同じ柄がずっと切れ目なく綺麗に並んでいるため、部屋に使うと空間がずっと続いていくような効果を与えてくれます。
部屋を少しでも広くみせたいというときには幾何学模様のクロスがおすすめです。
色と形を選べばスタイリッシュにも和風にも、好みの部屋に印象づけることができますが、家具やインテリアとの調和をしっかりと考えておかないと、チグハグな部屋になってしまいますので注意しましょう。

視覚効果抜群のストライプ

視覚効果にもっとも影響がでやすいのがストライプ柄です。
縦のストライプを選べば天井を高くみせてくれますし、横のストライプ(ボーダー)を選べば横に広くみせてくれる効果があります。
部屋をどう見せたいかでストライプの方向を決めれば簡単に部屋の印象を変えてくれます。
斜めのストライプは部屋に躍動感を与えてくれるので、子供が遊ぶ部屋や屋根裏部屋など、遊び心がある場所に張ると良いかもしれません。
ただし、色のコントラストが強く、線が太いストライプのクロスを広範囲に張ってしまうと、逆に部屋が狭くみえてしまいますので注意しましょう。

柄でアクセントをつけるなら配分が重要

柄のついたクロスが部屋に与える印象は理解していても、「やっぱりこの色、この柄、この大きさがいい!」というこだわりがある方も多いと思います。
そのような場合は、部屋全体に使うのではなく、4面のうちの1面だけに柄クロスを使ったり、一部分にのみアクセント的につかうのがおすすめですが、あまりにも主張の激しい柄の場合は面積の配分がとても重要です。
コントラストの強い柄や濃い色の大きな柄などをアクセントとして使う場合は、部屋全体の面積の30%ほどを目安にすると、柄のインパクトは充分に発揮しつつ部屋の広さなどには影響がでにくくなります。